第37回 日本人会秋祭 Emotion 殺陣&書道 大盛況にて終了
第37回 日本人会秋祭 Emotion 殺陣&書道 大盛況にて終了!! 今回アテンドさせて頂きました、Emotion夜間のラストシ…
日本では、不動産売買において、代金は、直接相手の口座に振り込みますので、登記におかしな動きがないことを確認したり、その前日の不動産会社仲介会社の気苦労は大変なものです。
これは、エスクローサービスが定着していないから。アメリカでは、お互いを信用する必要がないように、第三者信託制度が発展していて、エスクロー会社が、
1)買主から売買代金を受け取り、保持し、売買が完了する際に売主に支払いを行う。
2)売主から各種書類や鍵を受け取る、固定資産税、管理組合費、特別地方税等の日割り計算を行い、買主、売主のそれぞれが支払うべき金額を当事者に伝え、担当当局に支払い
3)名義にキズがないよう、調査をして名義保険(タイトル保険)を発行する。
4)買主が不動産ローンを利用して物件を購入する場合には、買主を債権者間での借用証書等の契約書の締結をサポートする。
5)売主がその不動産を担保とした不動産ローンを組んでいる場合には、その債権者に対する不動産ローンの完済(ペイオフ)の事務手続きをサポートする。
6)各種資金や支払いを、このまとまったお金から行う(不動産譲渡税を売主が支払うのか買主が支払うのかは売買契約書の中で取り決めしておきましょう)
といった一連の手続きを行います。
アメリカでは、レアルター(エージェント)の仕事は、書類意にサインをさせるところまで。
その後は、エスクロー会社(弁護士がこの役割を演じる州もある)が引き受ける
これも、買主の保護の一つの要素です。エスクローに送金をするわけで、買主に直接送金をするわけではありませんから、おかしなことがあれば、エスクローがチェックします。
エスクローで名義書換手続きを完結させる(クロージングといいます)プロセスで、名義に瑕疵があっても、それを直したり、ロスを引き受けてくれる保険も発行されますから、エスクロー会社(タイトルカンパニーともいう)や弁護士に手続きを任せる限り、売主にだまされる可能性はほとんどありません。
売買が行われる案件が住宅物件か、商業物件か、現金購入かローンを組むのか、取引価格はいくらか、等によって様々ですが、一般的には住宅案件は14日~60日程度、商業物件では30日~120日程度の期間を要することが多いようです。